1日が整う!ピックスリーで“今日の3つ”を決める習慣術

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はじめに

「今日も一日があっという間に終わってしまった…」
「やりたいことはあったのに、結局なにもできなかった。」

こんな気持ちで夜を迎えたことはありませんか?

私自身も、以前はTODOリストを10個以上書き出して「今日はあれもこれもやろう!」と意気込むのに、結局どれも中途半端で終わることが多くありました。
仕事や家事をこなすだけで精一杯になり、「達成感よりも疲れだけが残る」ことにモヤモヤしていたのです。

そんな私が出会い、日々の満足感が劇的に変わったのが、ピックスリー(Pick Three)」というシンプルなタスク管理術です。
これは、1日のうちに「必ずやることを3つだけ決める」という考え方。
たった3つを決めるだけで、行動が明確になり、気持ちもスッキリします!

この記事では、

  • ピックスリーの基本・起源
  • なぜ3つなのか
  • 実践例とコツ

をまとめてお届けします。
「今日こそ、やることを終わらせて達成感を味わうぞー!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


ピックスリーとは?

今の世の中は「やらなきゃ」があふれる時代。
仕事、家事、情報収集、自己投資――「あれもこれもやらなきゃ」と頭の中がいっぱいになり、気づけば1日が終わっている…そんなことはありませんか?

ピックスリーは、1日にやることを3つに絞ることで、本当に大切なことにエネルギーを注げるタスク術です。
朝の始まりに「これができたら今日は満足」と思える行動を3つだけ決める。たったこれだけのシンプルな方法です。

一見すると「簡単すぎる」と思うかもしれませんが、実践してみると驚くほど効果があります。
私たちは気づかないうちに、10個も20個もタスクを詰め込み、「終わらなかったこと」ばかりに目を向けてしまいがちです。
その結果、達成感よりも「やれなかった」という自己否定感が残ってしまうこともあります。

ピックスリーの考え方は真逆です。
「やるべき3つ」に集中することで、1日の終わりに「できた!」という満足感を得られ、自然と自己効力感が高まります。
また、3つに絞ることは「やらないことを決める勇気」を持つことでもあり、1日の中に余白と自由をつくるための仕組みでもあります。


なぜ3つに絞るのか?

「どうして3つなの?」と思う方も多いでしょう。
その理由は、人間の脳が一度に覚えておける情報の数に限界があるからです。
心理学でも「マジックナンバー3」と呼ばれるほど、「3」は直感的に処理しやすい数字と言われています。

タスクを10個書き出しても、何から手をつけるか迷い、結果的に手が止まってしまうことはありませんか?
一方で、3つに絞ると優先順位が明確になり、1つ終えるごとに達成感が積み重なります。

私も以前は「10個やるぞ!」と詰め込んで、結局1つも終わらない日が多くありました。
でも、ピックスリーを始めてからは、
「3つ終えられれば今日はOK」
というシンプルな基準ができ、少しずつ前進できるようになりました。


ピックスリーの起源と背景

ピックスリーは、Facebook創業者マーク・ザッカーバーグの妹であるランディ・ザッカーバーグ(Randi Zuckerberg)氏が、自身の著書やSNSで発信したことで広まりました。

彼女は起業家として多忙な日々を送る中で、
“I can only realistically do three things well every day. … Pick Three.”
(私は毎日3つのことだけをうまくやれる。今日は3つを選ぶ。そして明日は別の3つを選べばいい。)
という考え方を実践し、心と行動が整ったと語っています。

さらに、生産性の専門家 Chris Bailey氏 も「Rule of Three(ルール・オブ・スリー)」として、1日・1週間・1年の目標を「3つに絞る」重要性を提唱。
このシンプルなルールは、多忙な現代人にこそ必要な習慣です。


私のピックスリー実践例

平日編:朝活との組み合わせ

平日は、朝活と組み合わせてピックスリーを決めています。
例えば、ある日の「3つ」はこんな感じです。

  • 朝のルーティン(ストレッチと筋トレ)をする
  • 朝のランニング2〜3km
  • 今日と今週のタスクの確認(Notionで調整)

朝の段階でこの3つを終えると、1日が整って気持ちがスッキリします。
タスクの確認が終えたらその勢いで今日のタスクに取り掛かっています。

今では上記の3つは習慣化されているので、タスク確認時に「その日の3つ」を新たに決めるようにしています。

休日編:家族との時間も含める

休日は「やること」と「休むこと」の両方を大切にします。
例えば、

  • 掃除
  • 洗濯
  • 1週間の振り返り

この3つが終われば、あとは家族との時間やのんびりする時間を心から楽しめます。
“やらないこと”を決めることで、休日の満足度が一気に上がります

私と妻は週に1度、休みが一緒なので二人で「何をするか、何をしないか」を前日に決めています。
ランチに出かけたり、カフェでコーヒーを飲んだりと出かける用事を決めます。
逆に「今日は何もしないでダラダラしよう!」と決めて過ごすこともありますよ。


ピックスリーを成功させるコツ

  1. 前日に3つを決める
    朝に考えると時間を取られがち。前日の夜に「明日の3つ」をメモするとスムーズです。
    朝起きるのが早い人や朝活している人は朝に決めればOKです。
  2. “やりやすい1つ”から始める
    まずは簡単なタスクからスタートすることで、やる気が自然と高まります。
  3. 達成できなくてもOKとする
    3つ全部できない日があっても、「1つでもできた自分」を褒めることが続けるコツ。
    できなかったら次の日に回すか、達成したいことを小分けにすることがおすすめです。
  4. 休むこともタスクに入れる
    「昼寝」「何もしない」も立派な1つ。
    これを入れるだけで、1日の心の余裕が変わります。

おわりに:あなたの“今日の3つ”は?

ピックスリーは、「少ないタスクに集中する」だけのシンプルな習慣です。
でも、その小さな選択が、1日の満足感や行動の質を大きく変えてくれます。

私も、ピックスリーを取り入れてから「今日はちゃんとできた」という感覚が増え、
1日をポジティブに締めくくることができるようになりました。

以前紹介したThree good thingsと組み合わせて実践すると、効果をより実感しやすいと思います。
どちらも時間をかけずできることも良い点だと思っているので、ぜひチャレンジしてみてください。

まずは、明日の朝に「今日の3つ」を5分で書き出してみませんか?
紙でもスマホメモでも今あるものでやってみてください。
Pick ThreeとThree good thingsを1冊のノートにまとめてもOKです。
「3つに絞る」だけで、きっと1日が驚くほど明確になるはずです。


参考書リンク

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