できたことに目を向ける習慣

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「もっとがんばれたのに」より、「よくやったね」

一日が終わると、ふと頭に浮かぶのは
「あれができなかった」「もっとやれたかも」という反省ばかりだったりしませんか?

真面目でがんばり屋さんほど、どうしても「できなかったこと」に意識が向きがちです。
でも、そればかりでは自分に厳しくなりすぎて、心がすり減ってしまいます。

そんなときこそ、あえて「できたこと」に目を向けること。
それは、自分自身との健やかな関係を築くための習慣です。


小さな「できた」は、積み重ねると自信になる

セルフケアとして私が取り入れているのが、「スリーグッドシングス(3つのよかったこと)」という方法です。

これは、ポジティブ心理学の研究で有名なマーティン・セリグマン博士が提唱した実践方法で、
「一日の終わりに、あった“よかったこと”を3つ書き出す」だけという、とてもシンプルなもの。
「書くことが大変だったら声に出すだけでもOKですよ」とクライアントの皆さんには伝えています。

・朝、時間通りに起きられた
・仕事前に白湯を飲んで一息つけた
・残業せず、定時に帰ることができた

どれも大きな出来事ではないけれど、「できなかったこと」ではなく「ちゃんとできたこと」を見つけていく。
それだけで、少しずつ自分を肯定する力が育っていきます。


「人に伝える」ことも、自分を整えるセルフケア

実は私はこのスリーグッドシングスを、毎晩、妻と一緒にシェアしています。
(伝える前にストレッチしながら寝ちゃうこともありますが(^^;))

今日あった「よかったこと」を3つお互いに話しながら、
「今日のあなたは、こんなふうに素敵だったよ」と自分から見た相手の良かったところも言葉にするようにしているんです。

このスリーグッドシングスは、ヒューマンギルド岩井俊憲先生のセミナーで教えていただいた方法でもあり、“自分にも、相手にもやさしくなる関係性のつくり方”として深く心に残っています。

自分の視点から「よかったね」「ありがとう」を伝えること。
それは、相手の価値を見つけると同時に、自分の内側を整える時間でもあると感じています。


「よくできたね」と言える自分に

たとえば…

・今日はちゃんと起きて出勤前に筋トレできた
・食事の時、携帯を見ないで過ごせた
・疲れていたけど人にやさしくできた

そんな小さな“できた”を振り返ってみると、案外いろんなことができていたりします。

自分で自分に「よくできたね」って言える人は、きっと人にもやさしくなれます。

だから私は、反省するよりも「できたこと」を振り返る時間を、大切にしています。


おわりに

自分の“できた”に目を向けることは、何か特別なテクニックではなく、
ただただ、自分に対して少しやさしくするという選択です。

・白湯を飲んだ
・深呼吸した
・人の話をちゃんと聴けた

それだけでも、今日の自分はよくやっている。

自分を責めすぎずに、ねぎらってあげる。
そんな積み重ねが、心を整え、前を向く力になっていくのだと思います。

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