はじめに
「片付けなきゃ…」と思いながら、気づけばまた明日へ先延ばし。
そんな日、ありませんか?
私も以前は、忙しさにかまけて「落ち着いたら片付けよう」と思い続け、気づけば部屋の中にいつか使うだろうと思って残しておいたものや書類の山がドンドン増えていました。
でも、その状態が続くと、どこか気持ちまでモヤモヤして、集中力も下がってしまいます。
頭の片隅にあるだけでも脳のリソースを使っているんですよね。
そんなときに出会ったのが、「1日1片付け」という習慣。
1日1カ所だけ整える、小さな行動ですが、部屋も気持ちも少しずつ軽くなっていきました。
その方法を今回のブログで紹介します。
なぜ“環境整備”がセルフケアになるのか
心理状況は、外部環境は心の状態を映すと言われます。
散らかった部屋やデスクは、無意識にストレスや疲労感を増やし、逆に整った環境は気持ちを落ち着かせ、集中力を高めてくれます。
また、片付けることで「自分で環境を整えられた」という自己効力感が高まります。
これは、セルフケアにおいてとても大切な感覚です。
「できた」という小さな積み重ねが、自分を信じる力につながります。
“1日1片付け”の基本ルール
1日1片付けは、とてもシンプル。
続けやすくするために、私は3つのルールを決めています。
ルール①:1回につき1カ所だけ
引き出し1つ、机の上の一部分など、小さく区切ることで負担が減ります。
できるだけ狭い範囲に絞るのがポイントです。
ルール②:時間は5〜10分以内
「短時間で終わる」ほうがハードルが下がり、毎日続けやすくなります。
長くなってしまった場合は片付けの内容を小分けにしています。
ルール③:捨てるより減らすを意識
無理な断捨離はストレスになることも。不要な物を少しずつ減らす感覚でOKです。
捨てるか迷ったものは迷ったもの!とわかるようにしておくと次回捨てようとした時に楽ですよ。
メリット(やることで得られる効果)
- 少しずつ部屋が整っていく達成感が味わえる
- モノの管理がしやすくなる
- 心のモヤモヤが減り、集中力が高まる
- 「やればできる」という感覚が他の行動にも波及する
この効果は、始めて数日でも感じられます。
特に“視界がスッキリする”だけでも、思っている以上に心が軽くなりますよ。
できるだけ玄関やリビングでよく視界に入る箇所から始めることで効果を実感しやすくなるのでオススメです。
実践例(私の場合)
私の場合を3つご紹介します。
- 朝の5分間
書類を仕分けを主にやっています。
意外というか結構書類の整理が厄介だと私は感じていて、郵便物や書類をとりあえずデスクに置いておきっぱなししてしまうことが多いです。
自分の中の優先順位が高い郵便物や書類は結構早く片付きますが、案外優先度が低めの方が溜まっていきます。私の場合はホントたまりやすい…。
面倒くさいなぁと思うとやろうというエネルギーが必要になってくるので、朝エネルギーが満タンな状態の時に毎日やることで郵便物や書類がたまらないよう気をつけています。 - 夜寝る前
デスク、テーブルの片付けをしています。
テーブルは拭いてリモコンとティッシュの位置を元に戻すだけです。
他のものは置かないようにしています。
急にこばえが出てきたのでこの時期だけこばえ取りも置いてあります(1〜2匹たまに飛んでいる…。)
デスク周りの整理は朝の為にやっている感じですね。
朝起きたらデスクの上に書類が溜まっている…というのがストレスになっていたので普段置いてある位置に書類を戻し、デスクの上をパソコンと仕事用の携帯だけにしたらOKにしています。 - 週呂に入った時
お風呂に入ったらブラシで床を擦ってます。
今のお風呂は換気が悪く、すぐにカビが生えてくるので毎日やるようにしています。
カビが生える前にやっているので軽くゴシゴシしたら終わり(1〜3分程度)。
私は排水溝、壁、浴槽などは日によって分けて行なっているのでそれも1回5分もかかりません。
排水溝のヌメヌメが嫌いなのでそうなる前にやっています!
短時間なら、無理なく続けられます。
片付けた場所が増えていくと、自然と他の場所にも手を伸ばしたくなります。
まずは気になってる場所からやってみるといいですよ。
続けるためのコツ

続けるコツは色々あるのでいくつかご紹介します。
- 前日に「明日はここを片付ける」と決めておく
- 予定に片付けすると入れておく(片付ける場所でもOK)
- Before→Afterをスマホで撮って変化を可視化する
- 1ヶ月後に1度振り返ってみる
- 家族やSNSでシェアしてモチベーションUP
- 無理な日は“0でもOK”とする(完璧主義を避ける)
始める時はいつ、どこを、何分やるかを決めるといいです。
特に何分という制限時間を設けないと「ここもやっておこう」とか「この辺全部片付けたいな」とやる気スイッチが入ってかなり頑張っちゃいます(笑)
そうすると次やる時にかなりのエネルギーが必要となり、継続しにくくなってしまうので、「長期的に整理整頓できている状態」を理想にして考えてみてください。
まとめ
「1日1片付け」は、片付け術でもあり、セルフケアの一部だと私は考えています。
部屋も気持ちも軽くなり、自分を整える力が自然と育っていきます。
まずは、明日の“1片付け”を今決めてみませんか?
引き出し1つでも、机の一角でも大丈夫。
小さな一歩が、暮らしと心を大きく変えていきます。
私自身、ミニマリストやシンプリストの方々の考え方がとても好きです。
YouTubeや本もよく見ていますが、決して「断捨離をすべき」や「ただモノを減らせば良い」という話ではないと感じています。
むしろ、自分や家族が何を大事にしていて、何を必要としていないのかを探っていく、その過程こそが大切だと解釈しています。
重要なのは、「自分にとって心地よい状態」を少しずつつくっていくこと。
1日1片付けは、そのためのやさしいきっかけになります。
今日の記事をきっかけに、「少しやってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。

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